3F DRUGRANCE 調香師

PHARMACIST/PERFUMER    KYOHEI ODAKA

経歴

薬剤師免許取得、そして薬学部卒業後、海外に渡り様々な文化に触れる。
この時、DRUGRANCEの前身を立ち上げる。
1年半後帰国し、服飾企業にて3年間働く。
その後、本格的に薬剤師のフィールドに足を踏み入れ現在に至る。

思い

ある服飾ブランドに強く感銘を受け、海外でファッションを学びながら自分に必要なものを探し、見定めていました。
服という「もの」が人の思考に働きかけることになんとも言えない感覚を覚えたためその世界に足を踏み入れました。
海外という場を選んだのは、そこが様々な人種が集まる場所であったこと、自分本位ではなく他者の考えや感覚を共有してみたかったことが大きな理由の一つでした。
様々な人と触れあう中で、「大切」とは何か、を自問自答していました。
自分のエゴではなく、他者の気持ちを汲み取ること、そして相互作用によりこの上ない気持ちや行動に繋がることはとても素晴らしいことだと思います。
それ故、「もの」よりも目に見えないものに意識が集中するようになりました。
フレグランスも「物」として存在するものかもしれませんが、人の思考や気持ちに働きかける一種の不可視物でもあります。
世界に存在するすべての人がそれぞれのライフスタイルを持つ中で、頭の片隅にでもDRUGRANCEの「かおり」が存在し、色々な流れを生むことを願っています。

尾高 恭兵